プーちゃん、卒園式は挙げられなかったけどみんなで写真撮影したよ

新型コロナの影響で3月17日から娘の通う幼稚園が一時閉園になり、今日まで続いている。

インドネシアは6月卒業・7月入学の流れなのだが、娘・プーちゃんの幼稚園はついに再開されることはなかった。

園児たちは別々の小学校にあがるので、最後に1週間でももう一度みんなで遊ばせてあげたかったなぁと思う。

でも、状況が状況だけに仕方ないよね。

…と自身を納得させようとして諦めきれなかったのは先生方も同じだったようだ。

州政府からの卒園式不可の正式な知らせを受けてから、先生方は記念写真をみなで撮影することを提案してくださった。

それをもって卒園式の代わりにするのだな。

こちらの卒園式は私の知っている日本の卒園式より派手だ。

例年、前日には幼稚園の近くを横断幕をもってパレードする。「僕たち卒園しまーす」というお披露目である。

そして、当日は子どもたちは朝早くから美容院にいって(!)お化粧をしたり整髪料などで格好良くしたりして、バッチリきめた姿で式を迎える。服装も欧米の大学生が卒業式で着用する黒い四角い帽子と足元まであるマントのような黒い服をレンタルする。

けっこうお金がかかるので、事前に少しずつ積み立てて幼稚園に預けておくのだよ(先生がまとめて銀行に預けてくださる)。

私たちはこのお金を使って、卒園式をあげました風の写真だけみんなで撮影することにした。

先生方からのメールはこうだ。

「6月27日に写真をとります。1組は8時、2組は9時集合です。衣装は男の子は白シャツに黒い長ズボン、女の子は伝統衣装で、どちらも黒い靴をはいてくること。保護者も一緒に撮影するので身だしなみを整えて来てください。保護者同士で伝えあってね」

私はこちらの卒園式のスタイルがあまりよくわかっていないので、夫や義姉に衣装の確認をして、前日に娘と衣装と靴の準備をした。

で、当日。

9時にいったら案の定1組の撮影が終わっていなかった。

いや、はじまってもいないようだ。

まぁそんなことだろうと思ったけどナ。

私ももう10年ロンボク島にいるのだ、安定の遅延っぷりには慣れたし、対策として読書用の本まで持ってきているぜ。

フフンと出席名簿にチェックをつけながら、辺りを見回してびっくり。

お母さんたち、いい服&バッチリメイクしてるやんかーーーー!!!

パーマまであててるーーー!!!

「サロンいったの?」

「サロン閉まってるから自分でしたのよ」

「すごーい!上手!!」

それに、園児までめっちゃメイクしてるーーー!!!

えー、卒園式と全く同じやん!!!

写真とるだけと違うの?

…どうやら、こちらの人々の認識は「卒園の記念写真をとる=卒園式と同じくフルメイクでキメッ」のようだ。

やってしもた、これじゃプーちゃんかわいそう。

メイク好きなのに…。

「プーちゃん、メイクしたい? まだ時間あるから家にコスメ道具取りに帰れるよ」

「ううん、いい」

真っ赤な口紅をつけたお友達たちの化粧が好みではなかったのか、娘は化粧を拒否した。

さらにさらに、私は自分の服もこれで大丈夫かとチラッとみたら、裏表が逆だったw

おーい、この保護者大丈夫かー(笑)

▼1組の撮影のあいだにプーちゃんをパシャリ

この黒い衣装はtoga(トーガ)というのだって。

はじめ、どちらが前かわからなくて前後ろ逆に着せていたのは私…。

自分の服は裏表逆やし、子どもの服は前後ろ逆やし、コントか。

ちなみに、衣装とメダルと一番下の写真で娘が手にしているトロフィーは、レンタルだ。

これらのレンタル代と写真代と卒園証書代で合わせて100,000ルピア。

卒園式用に200,000ルピアの積み立てをしていたから、撮影を待っている間に100,000ルピアのおつりが返ってきた。日本円で738円くらいだけど、これだけあったらいろいろ買えるのでけっこう嬉しい。

さあ2組も、写真撮影開始。

▼みんなと。プーちゃんは前列のピンクのヒジャブかぶってる子の左隣り

最後列真ん中の黒髪の女性が担任の先生。

プロの撮影者の後ろで、親たちがバシャバシャ写真をとっている。

子どもたちは自分の親のカメラ(携帯)をつい見てしまうので、先生方にしきりに「カメラマンのカメラを見なさい」と注意されていた。

帽子が落ちたり、椅子ごとひっくり返ったり、なかなかじっとしていられないのはご愛敬。

この子たちのこんな姿が見られるのも今日までだ。

▼家族&先生方と

どうだ、私の服が裏表逆なのはわかるまい。

先生方はほかの家族では全然やらなかったくせに、我が家との写真ではおちゃらけて👍サインやハートサインを作っていた。でもそれがかわいくて、私はこの写真が一番気に入ってる。

両親が共働きの園児の、今まで一度も見たことのない保護者の方も見かけた。彼らはいつもは祖父母やおじさんおばさんに連れられてくるのだけど、今日は両側にお父さんとお母さん。よかったね。

この子たちは、去年度(年少組)がはじまってすぐに地震の被害にあい、半年以上屋外の仮のテントで活動したんだよなぁ。そして、今年度の卒業近くで新型コロナに見舞われた。

数奇な運命のなかでこの幼稚園でめぐり合わせた子どもたちと先生方。

みんなのおかげでプーちゃんも登園拒否もなくなって、無事に卒園できたよ。

かわいいかわいいお友達、みんなありがとう&おめでとう。

先生方には本当にお世話になりました。

私自身と夫にも、幼稚園の卒園まで子育てお疲れ様。

最後に、プーちゃん、卒園おめでとう。

元気に育ってくれて、何よりうれしいよ。

卒園式は挙げなかったけど、みんなとも最後に会えたし、先生方にもお礼を伝えることができた。撮影会があってとてもよかった!

みんな元気でね。

プーちゃんも元気に過ごすから、またどこかで会ったら声かけてね。