バターを使わずにおいしい焼き菓子を作りたい! 米粉とココナッツオイルのショートブレッドがポロポロしすぎた話

パギー(おはよう)、みどりやで。

今日は、焼き菓子をつくってみたレポだよ。

先日からロンボク島のお土産になるような焼き菓子の試作をしているんだ。

・日持ちしたほうがいい。

・できるだけ地元の食材を使いたい。

「おいしい」以外にはこの二つが条件。

お菓子づくりだけでなく、食材選びからの過程を描いたよ。

さ~作ってみよう~。

ロンボク島までもってきた日本のお菓子の本をペラペラとめくる。

ああ、あれもこれもおいしそう。

ふと、あるお菓子に「これだ」と目を見張った。

なぜかはわからないけど、「これがいい」と思ったのだ。

ただ、それは、そのお菓子の本のなかでは一番作るのが難しい部類のお菓子に入っていた。

しかもバターをたっぷり使う。

バター、手に入りにくいんだよなぁ。

風味はいいけど、この暑い国で食べるにはくどいようにも思う。

電気が不安定だから、冷蔵庫でなく常温で保存できる食材のほうがいいしなぁ。

ロンボク島の人々はバターのかわりにマーガリンを多用するが、マーガリンは避けている人もいるからなぁ。

よし、植物性の油脂でバターもどきをつくろう!

そんなとき、ココナッツオイルの販売者と会った。

個人事業主と中小企業が集まっている組合の会議に商品を持参していたのだ。

村のおばさんたちを指導して作っているらしい。

そういえば、ココナッツオイルでバター風の油脂は作れないのだろうか。

ココナッツオイルなら常温保存できるし、香りもいい。

ロンボクっぽいとまでは言わなくてもトロピカルな雰囲気はでる!

冷やしておけば固まるけど、バターとは何が違うんだろう?

▼栄養士の専門学校時代の本を引っ張り出して、バターの定義や作り方を復習

どうも「乳脂肪分」がないとバターっぽくはならなさそう。

乳脂肪分って…牛乳、もっといえば生クリームだよなぁ。

この田舎では生クリーム買うのも難しいんだよー。

いや、待てよ。

乳ってミルクやろ。

ココナッツクミルクはあかんの?

豆乳だってあるやん。

本もネットもチェックチェック!

しばらくして、豆乳ヨーグルトとココナッツオイルでつくる発酵バターのレシピに出会った。

白崎裕子さんのレシピだ。

ほ~、ヨーグルトを使うから発酵バター風の味になるってことやね。

これやってみよう!

すぐにココナッツオイルを発注。

こちらで調理に使う油はパーム油で、ココナッツオイルは簡単に手に入りそうでなかなか入らない。

でも組合に入っているおかげで、すぐに連絡がついた。

なんと生産者がインドネシア総選挙の選挙管理委員ボランティアになっていたため、大忙しとのこと。しばらく待つことになった。

約一週間後、ココナッツオイル到着。

▼手作りココナッツオイル。たまらなくいい香り

それから豆乳。

これもなかなか手に入らない。

いや、豆乳は手に入る。でも甘い。砂糖が入ってる。

はぁ~インドネシア人、甘いの好きやな~。

でも私は無調整豆乳がほしいねん!

甘くない豆乳~誰か売ってないかなぁ。

市場で豆腐の売り子さんたちに豆腐の仕入れ先を聞いたけど、豆腐屋から直接仕入れている人はいなかった。

豆腐屋の向かいの乾物屋で大豆発見。

そうや、これ使って豆乳にしたらええんや。

つくってみたら、豆乳、めちゃくちゃおいしい!!!!

おからもふっかふか。

時間はかかるけど豆を水に浸しておけばいいし、簡単だからこれからも作ろう。

早速バターを作ろうとしたが、用意できない材料があったのでこちらはお預け。

かわりにショートブレッド(スコットランドの焼き菓子)のシンプルなレシピを発見した。

米粉とアーモンドプードル、ココナッツオイルが主な材料。

アーモンドプードルなんかないわ~と思っていたら、かわりにすりごま可とある。

ゴマがあるから擦ればいいよね。

ふむふむ、これを作ってみよう。

いろいろ作ってみるうちに見えてくるものがあるからね。

▼この本に掲載されていたよ

「へたおやつ 小麦粉を使わない 白崎茶会のはじめてレシピ」(白崎裕子)

ではさっそく!

娘と一緒に、クッキングターイム!

娘は生地を麺棒でのばすのと型抜きがしたいそう。

まず、材料はぐるぐるっと混ぜるだけでいい。

らくちん。

ムハ~。ココナッツオイルのこのにおい。

もうこれだけでおいしそう!

冷蔵庫で生地を寝かして、型抜き。

娘はハートの形にしたいんだって。

▼真剣だよ~。

↑野菜の抜き型をつかってるよ

生地がやわらかくて、抜いたものをオーブンの板へうつそうとすると崩れてしまう。

しっとりというよりベッチャリ。

この写真のあと、生地ごとオーブンの板に移して、そこで型を抜くことにした。

オーブンシートがないので板にオイルを薄く塗っているよ。

もっと冷蔵庫に入れておけばみちっと固まるのかな。

それともここが暑い国だから、ココナッツオイルが液状になってしまうのかな。

なんとか形を整えてオーブンへ。

▼できた! まさに「へたおやつ」の名のとおり、家庭の手作り感満載。

実食。

うーん……。

サクサクというかポロポロすぎて、ちょっと強めに持っただけで崩れちゃう。

ショートブレッドはサクサクとしているものだけど…。

ここまで崩れるのは困る。

口の中もモソモソする。

米粉のコキュコキュしたかんじが残っている。

あーーーーん。

甘さも足りない(インドネシアの甘いお菓子に慣れたから?)。

甘みは砂糖を加えればいいのだけど、さて。

このサクサクすぎて口の中でもしゃもしゃになってしまうのはどうすればいいのだろう?

ショートブレッドではなくクッキーの配合で作ってみようか。

それとも配合の問題ではなくて日本とインドネシアの米粉の違いの問題かな?

実は日本から米粉のお菓子の本を取り寄せたこともあるのだが、インドネシアの米粉でおいしく作れた試しがない。

お米の種類が違うから、当然米粉も違う。

こちらのレシピをみながらインドネシアの米粉の扱いを研究しないとなぁ。

おまけ。

夫も娘もおいしいといって食べてくれたが、とにかくポロポロこぼれる。

そしたら、娘がザクザクっとスプーンでつぶしはじめた。

「お、クッキークランチやん!」

翌日、これに牛乳をかけて食べた。

娘はシリアルみたい!と大喜び。もっと食べるって。もうないよ~笑

今日の研究まとめ

★試作したもの;ココナッツと米粉のショートブレッド(「へたおやつ」より)

・ココナッツオイルの香りがよい

・生地がやわらかすぎて扱いづらい

→生地を寝かせる時間を長くする?

・できあがりがポロポロしすぎ

→インドネシア菓子での米粉の使い方を研究する

・クッキークランチとして活用できるかもしれない

一番よかったことは、娘が作りたいといったタイミングでクッキーが作れたこと。

「これしたい!」というときにできると気持ちいいよね!

また近いうちに別の何かを試作しよう。