インドネシア語の「とがめる」を調べたらギョッとして、言葉の大切さをしみじみ感じた話

こんにちは~みどりやで。

言葉は大切やなぁと思う。

だけど、あまりよくない言葉を遣ってしまうこともある。

それが良くないのはわかるけど、なんで良くないのかがわかった話。

じゃ~、いってみよう~。

今日、「とがめる」をインドネシア語でなんというのかを調べた。

まずはサクッとグーグル翻訳でチェック。

mengutuk と出てきた。

辞書で再確認したところ、mengutuk は「非難する」という意味らしい。

うん、「とがめる」の意味合いで使えそう。

しかし、第一義は「非難する」ではなかった。

mengutuk の第一義は「呪う」だ。

ギョエッ、こわ~~~。

私は思わず辞書を落としそうになった。

呪うといえば、そうだ、たしか小説「陰陽師」で言葉は呪(しゅ)だといっていたぞ。

本の中では、呪とは何かを縛るものという意味あいだった。

もう少し、呪(しゅ)について掘り下げてみよう。

呪という文字は口へんに兄と書く。

兄とは現在社会では兄弟のうち年上の男子を指す言葉だ。

しかし、もとは「口」(祝器)に「ル」(ひとあし、人間)で「神に祈りをささげる人」を指していたそう。

呪は口に兄で、「人が神に口から祈り言葉を発している状況」という意味なんだって。

「呪」という漢字で、まず思い浮かべるのは「呪い」だ。

私と同様に怖さを感じる方も多いのではないかなぁ。

呪いだの祟りだの、目に見えないけど、あまりいいイメージはない。

が、「お呪い(おまじない)」ときけば、「呪」にもいい意味があることに気づいてもらえるよね。

災いが生じるように神に願えば、のろい。

災いを取り除くために神仏に願えば、まじない。

呪とは、神仏の前にして口から発する言葉といえそう。

ところで、もう一つ、兄の字がつく漢字がある。

祝だ。

こちらは、示すへん(神事)に兄(神に祈りをささげる人)を加える。

そのため、神に祈りをささげている状況を指す。

あれ。呪も祝も同じく神に祈りをささげている様子ってこと?

何が違うんだろう。

違いは祈りの内容だろうなぁ。

現在では大きくこの二つに分けられているように思う。

・いい祈りなら→祝

・わるい祈りなら→呪

呪には災いをさける祈りも含まれるのでちょっと気の毒な気もするが、大方のイメージとしては間違ってないんじゃないかな。

そうそう、以前、こんなこともあった。

英語でもSワードといわれる罵り言葉の類があるが、この「S」は「誓う」という意味の

“swear” からきているそうな。

呪うから非難するに派生したり、呪い(のろい)と呪い(まじない)と祝いが同じ行為から発生していたり、一つの単語に誓うと罵るという全く違う意味をもっていたり。

日本の宗教観でもイスラームの宗教観でもキリストの宗教観でも、言葉と神仏は近い存在なんやな~!

ふ~ん、おもしろ~い!

どんな言葉を発するか=何を祈るか。

どんなにきれいな月夜が広がっていても、暗闇で悪い言葉を吐き続けていたんじゃねぇ。

幸せからますます遠ざかる。

なぁんて、わかっちゃいるけどできないのが人間なんだよ!

私だって、さきほどの Twitter 投稿の話をきいたときは感心したよ。

いい言葉を口にしようって思ったもん。

でも、忘れてた。

どんなことでもよほど意識しないとすぐに忘れてしまう。

平気で怒ったり非難したり罵ったりしたなぁ…。

口に出さなくとも、頭のなかで口悪い言葉が渦巻いていることもあるしね。

バーカ、とか、調子にのるんじゃないよ、とかさ。

でもさー。

口汚い言葉は呪いだということがわかってしまった。

自分や相手だけでなく、神仏にも呪詛を放ち続けているのと同じこと。

イヤや~。

どうしたらいいかと考えて、ちょっとしたアイデアを思い付いた。

言葉が神仏と近いのなら、今話している相手を神仏と見立てたらどうだろう。

畏れ多くて、とてもバーカなんていえない。

ーー(念のため、注意)ーー

いじめ、DV、パワハラ・モラハラなどの被害を受けている方。

どうしようもなく心が傷ついている方。

あなたを蔑む人をこんなふうに見立てる必要はない。

距離をおいて信頼できる人に相談してほしい。

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人間だもん、ムカツクこと、あるよね。

自分や相手に腹がたったり、社会や世間に不満をもったりね。

大いにあるよ。

仕方ない。

でも、それに気が付いたら早めに手放したいよね?

呪詛をラグビーボールのように抱えて人生を突っ走っているのと同じだもん。

だから、そのボールを「あ、間違ってました。私が使いたいのは祝福や祈りのボールでした!」と交換しちゃえばいい。

そうして、その福福しいボールを自分や相手や神仏にささげよう。

言葉は、呪(しゅ)で祝で祈り。

体の健康のために口に入れる食べ物に気を付けるように、心の健康のために口から出す言葉にも気を払いたいな。

(みどり)

関連書籍

「陰陽師」(夢野獏)

物の怪退治のはじめの一冊。言葉とは呪(しゅ)であり、良くも悪くも縛りが生じることを教えてくれた本。

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