近所の子どもと幼稚園から帰ってきたらエライことになってしまった話

今日、幼稚園でのできごと。

娘と私を迎えに来た夫のバイクにまたがり、今まさに帰ろうというとき。

園庭の出入り口付近でNちゃんが泣いていた。

Nちゃんは娘のはとこで、家も近所だ。

まだお母さんが迎えに来ていないと言う。

それならと、私たちと一緒に帰ることにした。

私も夫も、道中、Nちゃんの家の赤いバイクを気にしたが、見つけられなかった。

夫は我が家で娘と私を降ろして、そのままNちゃんを100m先の家まで送った。

10分しても夫は家に戻ってこなかった。

どうしたのかと心配していたころ、外からNちゃんのお母さんの大きな声が聞こえた。

「Nちゃん、おうちに送ったよ」

私がそう言い終わるのを聞かず、Nちゃんのお母さんは怒鳴り込んだ。

勝手によその家の子を送るなんてどういうことだ!

なんで先生に一言「Nちゃんも一緒に帰ります」と言わなかったんだ!

ものすごい勢いで喚き散らしている。

そこで私は、はじめてハッとした。

あ~!先生に言うのを忘れてた、と。

いつもなら「うわ~ごめん、忘れてた。ごめんなさい、心配したよね」というが、延々と怒鳴られ、私もムッとなった。

あなたや先生に伝えるの、忘れてたの。

それより、自分の子を無事に送ってもらって、その言い方はなくない?

保身や非難の言葉が頭に渦巻く。

突っかかりたかったが、ご近所さんだし親戚だし、事を荒立てたくはない。

「ごめんね、Nちゃんが泣いてたから…」

私の台詞のあと、すぐに姑が「今度からはよくよくするから!」と被せた。

姑が出てきたためか、Nちゃんのお母さんは暴言をまき散らしながら帰っていった。

私はあまりのことに動揺した。

こんなに頭ごなしに怒鳴られ続けたのは、インドネシアに来てから10年目ではじめてだった。

インドネシアでは、人前で誰かに怒られることを侮辱と考える。

みかねて姑が、「ありがとうって言うべきところなのにね。でも放っておけばいいよ(そのうち彼女もほとぼりが冷めるだろうから)」と声をかけてくれた。

いつもはうるさい姑だが、うまく収まるようにしてくれたのだな。

これにはありがたい気持ちになった。

しばらくして夫に電話した。

夫も相当に怒られ、幼馴染の家で気を晴らしているところらしい。

「みどりも怒られたの? 深刻に受けとめすぎないようにね。今度からは気を付けよう」

この日は、その後も親戚やご近所さんのお世話になった。

市場への道中、Nちゃんの家の前を通らないといけない。

が、まだ私の夫とNちゃんがすごく大きな声で怒られていると教えてくれた人がいた。

おかげで裏道からそっと市場へ行けた。

自分のミスで夫やNちゃんが怒られるというやるせなさには、市場で靴を売っている義姉が相談にのってくれた。

義姉と、居合わせた義妹に事情を話しているうちに、涙がでてきた。

自分でも泣くほどの傷ついていたのかと驚いた。

義姉は一緒に泣いてくれた。

少しずつ元気が戻ってきた。

一件落着と思いきや、昼下がりに別の義姉がうちに乗り込んできた。

この義姉はNちゃんちの隣に住んでいる。

Nちゃんのお母さんがまだ大声で騒いでいるから十分に気をつけろという注意喚起だった。

わざわざ教えにきてくれたんだ…。

家族親族の優しさに接すれば接するほど、私はNちゃんのお母さんを責めたい気持ちでいっぱいになった。

なんでこんな大ごとになるの?

ご近所さんも親戚も巻き込んでさ。

無事にNちゃんと会えてよかったんやないの?

そんなに大事な大事なNちゃんなら、なんで早く迎えに行かないの?

Nちゃんのお母さんは、彼女も幼稚園の終了時刻30分前には迎えにいって待っていたと主張していた。

それなら、なんで娘が園舎から出てきたときに声をかけないんだよっ。

せめて、Nちゃんが出てきてパッと見えるところにいなかったんだよっ。

どーせちゃんと見てなかったんでしょ。

それを棚に上げて、うちが悪者か!

Nちゃんがどれだけ心細かったと思ってんの?

めっちゃ泣いてたで。

それに気づかなかったの、誰よ?

先生に一言ことづけなかったのは私たちのミスだよ。

で、あなたは?

人の善意に礼も言わず私の夫まで罵倒しやがって、ふざけんな。

私からもでてくるでてくる、罵詈雑言。

アカン、これじゃNちゃんのお母さんと一緒や。

私は悪くない、お前が悪いって言ってるだけ。

怒りをそのままぶつけているだけやんか。

落ち着け、みどり。

こういうときは整理しよう。

ゆっくりと自分の中にあるものを全部書き出す。

そして、事実と感情と考えたことにわける。

これがけっこう有効なんである。

整理しているうちに、落ち着いてきた。

Nちゃんのお母さんもちゃんと見ていなかったし、私たちへの態度もよくはなかった。

だけど、私たちが先生に一言伝えていたらよかったよね。

自分のミスを受け入れ、口先だけではなく、ちゃんと謝る気になった。

うん、やはり明日顔を合わせたときに謝ろう。

これが一番だな。

最後に、今日の気づきを。

・自分のミスは素直に認め、なるべく早く潔く謝罪すべし

・頭ごなしに怒ることは百害あって一利なし ←これ!!

→頭に血が上っても、一呼吸いれよう

→何かに反応したことを怒りという形でぶつけないようにしよう

ただ謝るだけでよかったのに、いきなりドカーンと怒られて謝れなかったなぁ…。

自分の小ささにヘニャンとなる。

でも、いろんな気づきを得た。

そうだ、わかっていてもできない自分もオールオッケー。少しずつ成長しよう。

(みどり)

追伸;ツイッターでフォロワーの皆様にもずいぶんと慰めていただきました。

ありがとうございました。

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