インドネシア・ロンボク島東部で塩づくりを見学したよ

こんにちは~、みどりやで。

「塩を作っているところを見てみたい!」

ロンボク島の一部地域で塩を作っていると聞いてから、ずっとそう思っていた。

なんといっても、塩は日々の食生活に欠かせない食べ物。

なのに、私は塩の作り方を知らない。

毎日食べているのに、なんで知らないんだろう~。知りたい~!

が、その塩づくりの地域が我が家から車で2時間以上はかかる、幾分遠い場所にあるのでなかなか行けなかった。

今回、縁があってやっと見学できたよ!

これから、ロンボク島での塩づくりのプロセスを紹介するね。

場所は、ロンボク島東部の、地図上の赤い線で囲まれたクルアッ郡。

赤い丸のところが今回訪問した塩づくりの村で、青い丸が我が村。

島内とはいえ、ほぼ対角線上に位置している。遠い~。

近くまでいくと、「Central Garam」の看板が。

Garamは塩のこと。塩の中央生産地…のような意味合い。

塩づくりの方法を教えてくださるのは、サイラムさん(写真右)。

三人のお子さんを塩づくりで得たお金で育てている。一番上の息子さんは大学生だって。

では、早速、塩づくりの過程を一緒に見ていこう~。

塩づくりの場所へいくと、なぜかトラックでココナッツを運び込んでいたよ。

「なんでココナッツがこんなに? 塩をつくるんですよね?」

「まあ、中に入って入って」

1.塩田で海水を天日干しにして塩をとる

(今回は塩田では取材せず写真だけ撮影させていただいた)

運動場などを整備するトンボのような道具で塩を掬っているのが見えたよ。

ところどころにある白くこんもりした山が、この塩田でとれた塩。

ここからは場所を厨房にうつして精製作業。

2.1の塩に水を加え、水溶液をつくる

塩田でとれた塩を入れ物にいれる。

このままでも塩なんだけど、かなり黒っぽい。

ここに井戸水の水を注ぐ。

この地域は海の近くなので、井戸の水は真水ではなく、少ししょっぱい。

今は電気ポンプで井戸からくみ上げるけど、以前は手動。

けっこうな労働だった。

塩と混ざった水が入れ物から下に落ちてくる。

塩分濃度18~20%の水溶液になるらしい。

サイラムさんは「20%の水溶液なの」と盛んに言っていたけど、近くに秤がなかったので、「この量(塩田から持ち運んでくる袋一つ分とか?)の塩にこの場所のこの高さまで水をいれたら丁度いい」というかんじで作っているんじゃないかなぁと推察。あくまで推察だよ!

3.2で作った水溶液を煮詰める

約12時間だって!

サイラムさんは、朝3時に起きて作業をはじめるんだとか。すごい~。

しかし、ここで煮詰め方があまいと塩の日持ちが悪くなるらしい。

日本にいると塩の日持ちが悪いってよくわからないよね。

日持ちの悪い塩というのは、空気に触れると溶けかけのシャーベットみたいにベチャッとしてしまう塩のこと。私もこういう塩に当たったことがある。

だから、しっかり煮詰めること。

でも煮詰めすぎるのもダメなんだって。加減があるのね。

そして、煮詰めるときの燃料として、木材ではなくココナッツの殻が使われる。

これも塩の仕上がりに関係する…とご本人は説明してくれたが、使われていたのが木材だった。んん?

何か聞き間違っているかもしれないので、本当にココナッツでないとダメなのかは不明。この点は再度取材して明らかにしたい。

4.塩を穴杓子で掬って、竹で作った容器の中へ入れる

写真の下方、白いホワホワしたものが水に浮いているのがわかるかな?

これが浮いてくると「塩ができました~」の合図。

写真一番左の竹かごの上にある柄杓で塩をすくって、竹かごにこれでもかと盛っていく。

このまま水切りをして乾燥したらできあがり。

娘が「大きなアイスクリーム!」と喜んだ光景w

塩がもりもり。

1山で9~10キロ程度で、この現場では一日に15山分の塩が作られる。

これを大きな袋に詰めて、業者さんに売る。

1袋80キロなんだって!

空っぽになった竹かご。何度も使える。

雪のような塩!!

はじめはあんなに黒っぽい塩だったのに別物みたい!

なるほど~塩の精製ってこんなふうにするのか~。

ちなみに、煮詰めて塩をとったあとの液体は「にがり」として豆腐屋に売られる。

葉っぱが浮いてるけど、まぁ気にしない。

実はこのあと、塩の価格をきいて、一緒に現場へいった団体の職員さんたちと安すぎる~とのけぞったの。

いやいや、こんなに働いてその価格じゃ割に合わないし、後に続く人がでてこなくなるよ~。

「そんなこといっても、高くしたら買ってもらえないもの」

「じゃあこういうのはどうだろう…?」

どんな話をしたのかは別途。

ひとまず今日は塩の作り方までね。

念願の塩づくり見学ができて、すごく楽しかった!

見学してみたい!という方、このお塩を食べてみたい!という方、どうぞ遠慮なくご連絡くださいね~。

→連絡先はこちら

<special thanks>

塩づくりの現場を紹介してくださったADBMIという財団の職員さんたち。

ADBMIは東ロンボクを拠点に、地域の収入向上プロジェクトを進めている。