【ロンボクごはん】インドネシアの定食ララパン(lalapan)。チョロチョロ(colo-colo)サンバルってなんだ?

マラーム(こんばんは)、ロンボクごはんの時間だよ。

今日紹介するのは、インドネシア版定食。

その名もララパン(lalapan)。

ララパンとは、本来はメイン料理に添えられた野菜のこと。

多くはキュウリ、キャベツなどの生野菜で、辛~いソースをディップのようにからめて食べる。

でも、メイン+生野菜+辛いソース+ごはん(+テンペなど他のおかずがついてくることも)のこのセットをララパンということもある。

食堂にララパン(lalapan)の文字があれば、そういうセットがありますよという意味。

生野菜だけがでてくるのではない。

ロンボク島ではあまり野菜を生では食べない。

でも、ララパンは別。

そしてこのララパンは辛~いソースのサンバルがないとはじまらない。

実は今日、ララパンを作ろうと思ったのは、作ってみたいサンバルがあったから。

サンバルを食べるにはやっぱりララパンだよなぁ!

そう考え、サンバルのために献立を決めた。

今日のロンボクごはん

でっかい焼き魚

ララパンのメインは鶏肉か魚を揚げたものが多い。

なので、はじめに市場で鶏肉を探すことにした。

手羽をまるっと買いたいのだが、いつもいるおばさんがいない。

ありゃ~もう売り切れて帰っちゃったかな?

周りを見渡すと、おいしそうな焼き魚が目に入った。

でかっ!

ほんまにでかっ!

▼私や娘の顔なんかよりも大きい

しかも、よく焼き魚を買っているおばさんだから高値をふっかけられる心配もない。

「これいくら?」

「20,000」(※20,000ルピア=約156円)

「安い!ちょうだい!」

こんなに大きな魚が安く手に入って大満足!

道すがら出会った義妹に値段を尋ねられて答えたところ、買い物上手だとほめてもらった。

これはもう焼いてあるので、家でもう一度さっと焼くだけ。

家族みんなでわけて食べるよ。

ララパン(添え野菜)とサンバル

ララパンは単に野菜を適当に切っただけ。

今日の我が家のララパンはキュウリ、三尺ササゲ、カリフラワーの三種類。

ロンボク島でよく見かけるのは、キャベツ、きゅうり、生で食べられる小さなナス

の組み合わせ。

ちなみに、こちらには塩茹でしただけのカリフラワーを食べる人はまずいない。

普段は、カリフラワーは塩味のスープの具にするかサンバルと一緒に炒めて食べる。

もう一つ次いでに、田舎の市場にはブロッコリーは出回っていない。

日本でも、今でこそ彩りがよく栄養価の高いブロッコリーがよく売られているが、ブロッコリーが普及したのは1980年代から。それまではカリフラワーのほうが人気先行していた(との新聞記事を読んだことがある。受け売り)。

ロンボクでも10年ほどしたらブロッコリーを日常的に食べるようになっているのかもしれないなぁ。

そうそう、ボウルの脇に添えてある葉っぱは「クマンギ(kemangi) 」と呼ばれるハーブ。

レモンバジルともホーリーバジルとも訳される。

どちらなのか、私はいまだによくわからない。

わかっているのはバジルよりも爽やかな味がするということ。

スッとするため、特に揚げ物メインのララパンには欠かせない。

さあ、今日の(心の)メイン、サンバル。

二種類も作ってしまったぜ。

一つは、sambal ikan colo-colo Ambon(写真左)

このままローマ字読みで、サンバル イカン チョロチョロ アンボンと読む。

「25Resep Sambal Nusantara」というサンバルのレシピ本を見ながら作った。

インドネシアには島や地域・民族によって数えきれないほど多種多様なサンバルがある。

この本では、インドネシア全国の、いわゆるご当地サンバルを紹介している。

さて、このサンバル イカン チョロチョロ アンボン。

イカンとは魚のことなので魚につけるサンバルのようだ。

アンボンは、インドネシア・マルク州の州都の名前。

大きな港湾都市で水産業が盛んな街だ。

で、チョロチョロという可愛い名前は?

現地で聞いてみないと詳しくはわからないが、北スラウェシ州で使用されるマナド語では colo がインドネシア語の celup に該当するらしい。

celup はちょっと浸す、つける、という意味。

▼マナドとアンボンの地理

まあインドネシア地図の中では近い地域だが、直線距離で600kmくらいある。

東京ー大阪よりも遠い。

距離はあるけど、マナド語の意味をあてはめるとしたら、このサンバルは「アンボン名物☆魚の漬けこみサンバル!」といったところだろう。

うーむ、もう少しいい訳をつけたいものだ。

では、実際のイカン チョロチョロ(ほんっとにかわいい名前!)を見ていただこう。

下の写真は、ikan colo-coloと画像検索したもの。

焼き魚/揚げ魚にゴロゴロッと切ったトマトや唐辛子入りのソースがかかっている。

このソースがサンバル イカン チョロチョロなのであーる。

焼き魚/揚げ魚ってどうも見た目が地味だけど、これはカラフルですっごくおいしそう!

私は前からこれを作ってみたかった。

なので、鶏肉ではなく焼き魚をゲットした瞬間に、「今日のサンバルは絶対これ!」と心に決めた。

市場にいくときに作ってみたいと思っていたサンバルは別のものだったが、それはもはやなんだったか覚えていない。

レシピどおり、赤く大きな唐辛子をザクザク切った。

普段は香辛料各種をすりつぶすことの多いサンバル作り。

だが、これは材料を切って、ケチャップマニスという甘ったるい調味料と混ぜ、最後に柑橘系の果汁をしぼるだけ。

とても簡単なサンバルだ。

このアンボンのサンバルだけにする予定だったが、このサンバルがけっこう甘い。

甘さのあとでピリ辛さがやってくるタイプ。

う~む、これでララパン(生野菜)も食べるのかぁ。

私の住むロンボクの人々はとにかく辛いのが好きだ。

甘いサンバル?

ありえない。

夫も義母も辛いのがないと食事がはじまらないと考えている。

これはマズイぞ~。

というわけで、すぐにもう一種類作ることにした。

ロンボク島でよく食べられているサンバル。

唐辛子、トマト、トゥラシ(エビの発酵調味料)、塩、砂糖、リモ(スダチのような果実)の果汁で作られる。

これは材料をざっと切って、ごりごりとすり潰せばできあがり。

めちゃくそピリ辛く、砂糖を大量にいれてちょうどいいくらいになる。

ふ~、今日は安くておいしい魚が手に入ってうれしかった!

魚が大好きな夫も喜んで食べてくれたし、我が家に来てくれている大工さんも外国人妻のよくわかんない料理じゃないから安心できたと思う。

しかし、手が熱い。

二種類もサンバルを作ったからだ。

唐辛子を切ったり擦ったりした際に、唐辛子の汁に触れて、その刺激でピリピリしている。

これを防ぐには、唐辛子を使う前に食用油を手に塗っておくといいそうな。

いつも忘れてしまって、あとで「あっつーーーー!」というのだけど。

今日もごはんのあと昼寝しようとしたら、ぐぉ~手がぁぁぁぁ~と熱くて眠れなかった。

A CHI CHI A CHI 燃えてるんだろうか~♪

いまだ、郷ひろみの声が脳内に響いている。

インドネシアの定食、ララパン。

インドネシアに来られたときは、ぜひぜひ食べてみて!