本日、2019年インドネシア大統領選・総選挙! なんでみんな選挙にいくのか考えた

シアーン(こんにちは)、みどりやで。

今日はインドネシアの大統領選を含む総選挙の日。

私も投票場へ行ってきたよ~。

私は選挙権がないので、姑の付き添い兼散歩のついでに見てきただけ。

▼第8地区はこちら〜

人が群がっているところを覗くと、候補者のポスターが貼り出されていた。

インドネシアでは、「大統領+副大統領」がペアになって立候補する。今回は2組が立候補。

▼1番が現職のジョコウィ組、2番がプラボウォ組

インドネシアでは大統領も直接選挙。

17歳以上の国民ひとりひとりが大統領を誰にするか、票を投じることができる。

さらに今回はインドネシア史上初、大統領選と総選挙が同日に行われた。

大統領と副大統領のペアの他に、立法府の議員と地方議会の議員も選ばなきゃならない。

▼ズラリと並ぶ候補者名。誰に投票しよう…

日本とは政治的な組織構成が異なるが、あえて日本で例えるなら、首相選挙、国会の衆議院と参議院W選挙、さらに地方議員の選挙をぜーんぶ一日でやるようなもの。

選ぶ国民も大変だけど選挙管理委員会も大変!

メディアも候補者も大変!

しかもインドネシアの人口は日本の約二倍。

どれだけ凄まじい「全部一気にやったるで~」な選挙かわかっていただけるだろうか?

いや〜混乱必至よね。

▼投票してるところ

(撮影許可は得ていますが転載は控えてくださいね)

管理委員会の方々が不正のないように前で見張っている。

このあたりは日本と同じやね。

ただ、候補者の名前を書くのではなく、候補者名一覧の中から自分が選びたい人の名前を突き刺して穴を開けるのがこちらのやり方。

終わったら、出口で小指に紫色のインクをつける。これが投票済みの印。洗っても簡単には落ちない。

終わったよー。バイバーイ!

子連れできている人も多し。道すがら、ご近所さんたちが「もう投票した?」と声を掛け合っている。高投票率だ。

市場も今日ばかりは伽藍堂。

学校も休みだし、仕事も休みのところがほとんど。

もうこれはお祭りだよ、ワッショイ♪

会う人あう人に聞くと、みーんな投票にいっていた。

なんでこんなにもみんなしてちゃんと選挙に行くんだろう?

投票率のいまひとつ伸びない日本から来た身としては羨ましいかぎり。

直接選挙だからこんなに盛り上がるのかぁ、いいないいな。

な~んて思ったけどちょっと待って。

日本は首相こそ間接選挙だけど、直接選挙なら日本でもあるし!

うーん、何がこんなに違うのか?

そういえば、10日前の4月7日、ロンボク島でパレードがあった。

あとでスタート地点になっていた広場の前を通ったら、「COLOR RUN」と書いた看板があった。どうりで、若者たちが色とりどりの粉をふっかけながら歩いていたわけだ。RUNやのに誰も走ってへんのはご愛敬。

娘がこの色粉を欲しがっていたら、見知らぬお兄ちゃんがくれた。娘の大好きなピンク色♪

ちなみに、カラーラン(The Color Run™)とは、2011年アメリカ発祥のランニングイベント。色とりどりの粉をかぶりながら楽しくハッピーに5キロ走る。

私は知らなかったけど、ロンボクでは数年前からこのカラーランを開催していたようだ。

*

へぇ、こんなふうにして若者から盛り上げるんだと感心。

しかも、このカラーラン。

近所の文房具屋のおやじさんがいうには、「色とりどりなのは結束のシンボルなんだよ」とのこと。

何の結束かって?

いろいろな党のことらしい。

「党派をこえ、何党の支持者だろうが一丸となって選挙を成功させようという気持ちのシンボルとして、カラフルな色粉を使ったのさ。さまざまな色が一本の虹になるようにね」

へぇ、やるなぁ!

もしも私が高校生のときに、こんなイベントがあって「どの党を支持していようが、みな選挙へ行こう。選挙を成功させよう」とパレードして呼びかけるように先生に言われたとする。

えー、暑いー、ダルいーと思いつつ友達と参加する。

なんだかんだでカラフルで楽しいじゃないか。

パレードに参加して投票を呼びかけた手前、自分が参加しないわけにはいかない。

そりゃあ選挙にも行くよね(いける年齢であれば)。

これ思いついた人、天才やん!

今日、投票した何人かの人に話をきいた。

私の質問は、だれに投票したのかではなく、「どうやって投票する人を決めたか」だ。

「えー、だれに投票するか決めてなかったからさぁ。鉛筆ころがして決めた(笑)」

「(地方議会選挙について)あんなに候補者が多いんじゃねぇ。困るよねぇ。知り合いに入れたよ(笑)」

「かっこいいほうに入れた(笑)」←どっちや?

みんな笑いながら答えてくれたけど、つまり、誰も政策なんか読んでないってことやな。

選挙の意味ないし~!

…と思ったけど、いや、そこが大事なのか!

社会問題などは「まずは興味をもってもらうことが大事」とよく言う。

まさに政治や選挙も「興味関心」「まず参加」からではないか。

ってことは、「公約も知らずに選挙なんかあかんやん!」ではなく、「へぇ、政治に参加するなんていいね!」と伝えるところからはじまるのかもしれない。

SNSなどの投稿やふだんの発言でも、「ろくに勉強もしないで発言するな」よりも「おお、いいね。どうしてそう思ったの?」などと相手がもっと考えて話せるように声掛けできると優しい。

その人が政治に興味をもっていることを、まずは歓迎する。

右でも左でも、支持する党や理想の政策や思い描く未来が違っていても、それはできるよね。

そういうところから、政治への興味が育ち、投票率の上昇につながるのではないかなと思った。

甘すぎるかな?

みどり