結婚式ラッシュ。結婚式だよ全員集合

レバランが終わって、あちこちで結婚式が続いている。

今週は親族内にも3つある。月曜、金曜、日曜と盛り盛りだ。

そのうち1つは主催側(新郎側)なので、火曜日からせっせとお手伝いに通った。

今日はこの結婚式について親族側の嫁目線で書きたい。

結婚の報告が来たら?

今回結婚するのは、夫の従姉妹の長男である。日本だと、配偶者の従姉妹の子ともなれば、「ふぅん、結婚するの…」と会話の端にのぼればいいほうだろうか。しかし、ここでは私たちは紛れもなく新郎親族の一員=手伝い要員なのである。

結婚式があるとわかるのは親族なら1週間ほど前。

近所の方など単なるゲストの場合は2〜3日前に急に知らされる。

日取りが決まると、新郎新婦の家族もしくはかなり近い親戚の誰かが親族宅を訪れるか電話するかをして知らせる。市場で伝え聞くことも多い。

新郎側はホストなので「◯曜日から準備の手伝いにきてね」とも言われる。基本的にこの手伝いには行くことになる。遠方の場合は結婚式当日のみでよい。

こちらの人は仕事より家族親族を優先するので、よほどはっきりとした理由がない限りは手伝いの場に顔を出す。1日でも行けば、後々の付き合いが円滑になる。

新婦側は何もしないため、結婚式の日だけ空けておく。

お手伝いは、どんなことをするの?

ざっと今回の結婚式準備で行ったことを時系列にまとめる。

初日) スパイスに埋もれる

火曜日はショウガ、ウコン、ランクアスなどの生姜系やニンニク、シャロットなどスパイスの皮をひたすら剥いた。

包丁が置いてあるので、各自で勝手に使う。

バナナの木に囲まれた中で、古いココナッツの実に座りながらむきむき。

私はウコン係。皮を剥くと、見ているだけでエネルギーが充満するほど鮮やかな山吹色が顔を出す。しかし、これは洋服につくととれないので注意。私の左手も真っ黄色に染まった。

男性陣は、「おじいさんは山へ芝刈りへ…」の世界。近くの林へ行き、会場設置に使う竹や料理用のバナナ、ココナッツなどを担いで帰ってくる。ナタを持ち上半身裸で頭にタオルを巻いた男たちが数人ゾロゾロ歩いていくのは、ちと怖い。

オートバイと軽トラの合いの子のような乗り物も活躍していた。何箱も積まれたミネラルウォーターとともに、とっても嬉しそうな男の子たちも積載している。

作業の途中でコーヒーやお菓子が出て来る。ってことはコーヒーやお菓子の準備や片付けをしている人もいる。

この日の作業は男女合わせて30人ほど。夕方の2時間程度であった。まだまだ余裕。

2日目) 各食材の下処理をする

今回、私は生理二日目と重なったので休ませてもらった。いつもどおりならお米の用意をしたり、野菜や肉を切ったりしたはずだ。こちらのお米は小石などが混ざっているので、それを取り除く。

男性たちはココナッツの皮を剥いたり、バナナの茎の下処理をしたりする。簡単に書いているけどかなりの重労働だ。

この日も手伝い組は夕方のみ。もっと近い親族は朝から働いている。

3日目) 料理を仕上げる!

結婚式前日。朝から総動員、大忙し。

この日の夕方には近隣の女性客がお祝いに来る。そのための食事の準備もしつつ、当日の準備もする。

女性陣の仕事はこんなふう。

・お菓子作り→箱詰め 150箱分

・各種料理仕上げ→夕方からの女性客に出す→片付け

・翌日(挙式当日)の料理の準備と仕上げ

私の仕事は、箱詰め手伝い・詰め忘れがないかの最終確認・サンバル作り(スパイスをミキサーにかける。何回にもわけるので時間がかかる)・女性客に出す料理の配膳(100食近く)。

配膳時、私はドンのようなおばさんの横で大きなトレイを支える役になって内心シェ〜とビビっていた。大きなトレイの上に様々な料理の皿が重ねられていく。皿は陶器だ。重い、割れる、ああプレッシャー。栄養士時代の下積み現場よ、再び。

いつものんびりなロンボクの人々も、夕食前にはガチモードになっていた。

男性達はテントを組み立てたり、会場に必要な備品を用意したりする。テントは借りてくることもあるが、今回はブルーシートを紐で繋いで木の枝に結んでいた。スルスルっと木に登るおじさん。これもすごく簡単に見えるけど、私はできない。

そして、この日はなななんと男性総出で牛を絞めた。このことはまた別記事にする。

手伝いは夜遅くまで続く。私達は夜ごはんを食べた後に失礼させていただいたが、ごく近い親族の人々は20時21時ごろまで手伝いがあったはず。

明日はいよいよ挙式と披露宴。しかし、私たちは客の立場に回る。

明日頑張ってくれるのはご近所さんたち。そのため、近所の女性は今晩のうちにもてなされるのだ。

結婚式&披露宴&パレードの三段構え

結婚式当日。こちらの結婚式は10時に始まるのが普通。なので、9時すぎに新郎宅へ行って、挨拶などを交わし、軽くお菓子をつまむ(お菓子の写真は後ほど)。

結婚式はモスクで行うため、近所のモスクへ移動。

たいてい女性たちはモスクへ行かずに遠方からの親族たちと、新郎新婦のいない披露宴会場でくっちゃべる。まあ賑やかなこと。

なんだか知らないうちに結婚式が終わったようす。まあそんなもんだ。

新郎新婦が戻ってきたら、すぐに披露宴。

新郎新婦を見ながらみんなでご飯を食べて、大いに語らう。

あちこちで会話に花開き、近況などを伝え合う。

よく食べ、よく話す。健全だわね。

今日のお料理たち。

前日に屠った牛さんもおいしくいただいた。

男性陣は女性パワーから少し離れたところでさっさとご飯を済ませてタバコを吸っている。彼らは何を話しているのかよくわからない。たぶん、早く帰りたいのだろう。ハハハ。

なーんて笑っていたら、シャイな夫は本当に先に帰っていた。電話して迎えに来てもらう。

いったん帰宅して休憩。朝のうちに干した洗濯物をとりこみ、前日の分と一緒に畳む。前日は本当に家のことは何もできなかった。

夕方からはロンボク名物・新郎新婦お披露目パレード。新郎宅から新婦宅まで歩く。

私たちはパレードに参加せず、家で着替えて兄嫁宅へ。兄嫁は今回の新婦さんと同じ村の出身なのだ。

兄嫁宅で待っていると、「はい、パレードはじまるよー」という町内放送がかかった。大通りにでてパレードを堪能。

その後、兄嫁の案内で新婦宅へ先回りして待つ。

あ、新婦さん来たーーー! おめでとーーー!

新郎さんも来たー!

新郎さん、彼女の家を通り過ぎようとして、おばちゃん達に「ここここここ!」と突っ込まれていた。

楽団! かっこいい。

楽団の演奏もみなのお待ちかねである。

楽団の演奏が終わったら、あーあ、終わっちゃったねぇと名残惜しそうに見物客は家へ戻って行く。私たちも兄嫁宅へ戻る。ここでだいたい、パレード(主に楽団)の品評会ともいうべき井戸端会議が繰り広げられる。

しばらくして、兄のバイクで送ってもらい帰宅。

はぁ、長かった、終わった終わった。ぐったりじゃ。

明日も結婚式だよ。明日は完全ゲストだけどね。

もみくちゃになるけど楽しい

夫の従姉妹の子が結婚するだけでこれですよ。

これから甥や姪、はたまた自分の子が結婚するときはどうなることやら。

心身ともにもまれたよ、ああもまれたさ。

みどり元気、子ども大きくなったね、なんでうちに来ないの、二人目産まないの、ロンボクはどう、あんたのお舅さんは(亡き舅の話)…、日本に帰ったの、旦那はどこ、ササッ語できる、延々延々。

もう私もおばちゃん世代だけども、いやー、おばちゃんパワーはすごいね。一年分しゃべったな。

体力的な疲れより、むしろこっちのほうで疲れた。

でも、楽しいんだよなあ。

みんなで集まって、みんなでお祝いっていいなあ。

いつまでこんな手作りの結婚式が残るのかな。

疲れてもいいからずぅっと残っていてほしいなぁ…とこっそり願っている。

さー、明日も結婚式だ、どうせ質問攻めだ♪ たくさん話して仲良しの輪を広げておこう。

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